偽りの果実 [book] [イアン・ランキン]
イアン・ランキン/新潮社/お薦め度 ★★★★
警部補マルコム・フォックス・シリーズ第二弾
フォックス、ケイ、ネイスミス、監察室、の調査は、有罪の評決が出た巡査に署内に協力者がいたかどうか?そのため三人の同僚警官の聴取だった。
嫌われ者の監察室、なかなか三人の聴取に行きつけない。その代わりと言ってはなんだが、外堀から聴取を開始する。苦情の申し立てをした警官の叔父、被害者となった女性たちから・・・
そうこうするうち、警官の叔父が自殺?監察室とは関係のない事件にフォックスらは首を突っ込む羽目になる。叔父の書斎には自動車事故で亡くなったとされるスコットランド活動家に関する資料が散乱していた。
叔父に続き元凶の警官も溺死、目撃証言から誰かに追われ海に逃げたと見られる。
フォックスの父が持っていた一枚の写真、活動家とその恋人、若い男が写った、から事件は意外な方向へ急転回・・・過去のスコットランドにおける活動家たちの闇をフォックスらは掘りあててしまう。
700頁超の大作。本題から外れるが、妨害されても捜査の手を緩めない頼もしい監察室!
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