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血の咆哮 [book] [ウィリアム・K・クルーガー]

sample1.jpgウィリアム・K・クルーガー/講談社/お薦め度 ★★★★

コーク・オコーナー・シリーズ第七弾

ミネソタ州の郡保安官の職を辞し、<サムの店>を営むコーク、シーズンオフのために私立探偵のライセンスを取得した。そんな折、心臓病で倒れた老うらない師メルーから奇妙な依頼を受ける。

奇妙な依頼とは息子を捜して欲しい。どこにいるのか、名前はわからない、母親の名前はマリア、73年前の話だと。息子に会ったことはない、幻視で合っただけ・・・

カナダ、オンタリオから始めたらいいという答えに、コークはメルーの依頼を引き受ける。

本書の特筆すべき点は、メルーとマリアの波瀾に満ちた人生にページの半分以上が割かれていること。

コーク一家の家族愛、コークとメルーの親子に近い人間関係、メルーの子どもと思われる人物の家族関係・・・心温まる愛と憎しみが交錯する現代版西部劇!?


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