制裁 [book] [A・ルースルンド&B・ヘルストレム]
A・ルースルンド&B・ヘルストレム/ランダムハウス講談社/お薦め度 ★★★★
シリーズ第一作にして「ガラスの鍵賞」受賞作
最新刊「三秒間の死角」に続いてシリーズ第一作を手にする。
連続幼児強姦殺人事件の犯人が移送の途中、逃走。
幼稚園まで娘を送った作家・フレドリックは入り口でひとりの男に挨拶をする。
テレビに映る逃走犯の顔を見てパニックに陥るフレドリック。幼稚園の入り口で挨拶をした男!
ここからがスウェーデン、スウェーデンの司法制度に死刑はない。また刑務所内の規律もいたってゆるやか。この2点が後半の物語に大きな陰を落とすことに・・・
フレドリックは犯人がタクシー運転手をしていたことを突き止め、送迎をしていた幼稚園で犯人を見つける。彼のとった行動、犯人をライフルで射殺、が裁判で波紋を呼び起こす。
B・ヘルストレムは堀の中にいた経験をA・ルースルンドはジャーナリストの経験をいかし、本シリーズを立ち上げた。「三秒間の死角」と比べるとちょっと物足りないシリーズ第一作!?
追伸:グレーンス警部の人となりに注目!
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