爛れた闇の帝国 [book] [飴村行]
飴村行/角川書店/お薦め度 ★★★★
ハードカバー!?
前作「粘膜戦士」で、著者はなかなかの短編の名手ですぞ、とお伝えしました。本書ではストーリーテラーでもありますぞ、が加わりました。
「闇に囚われし者」と「闇に怯えし者」が交互に語られ、いつしか二つの物語が交差する。
「闇に囚われし者」では記憶をなくした兵士と憲兵、「闇に怯えし者」では仲良し?高校生・ワンダースリー、正矢、晃一、絵美子、正矢の母親と付き合う一歳年上の男、晃一の祖父、父親・・・が織りなすホラーミステリー。
二つの物語の交わり方も尋常じゃないが、一転、二転、三転する結末も尋常じゃない。ストーリーテラーの面目躍如!?
毛嫌いしないで読んでほしい作家です・・・
タグ:ホラー
2013-12-17 09:03
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