警鐘 [book] [リー・チャイルド]
リー・チャイルド/講談社/お薦め度 ★★★★
ジャック・リーチャー・シリーズ第三弾
放浪の旅の途中、今回はマーズ諸島、アメリカ本土の最南端、からニューヨークへ。
なんで放浪の旅かと言えば、父親の異動と自身の軍隊生活のなかで世界中のアメリカ軍基地を転々としたが、アメリカ本土のことはなんにも知らない。そんな自分探しの旅!?
マーズ諸島にリーチャーを探しに来た探偵が殺される。依頼人の名前を手掛かりにニューヨークへ。そこでリーチャーを待ち受けていたのは、元上官、前作「反撃」でもリーチャーをバックアップ、の娘・ジョディだった。
元上官の病死で、あることを引き継ぐことになる。それは元ヴェトナム従軍兵士の生死に関することだった。
前二作とは趣を異にする本書、その根っこにあるものはヴェトナム戦争。不条理な大活劇でなく、汚名を晴らす戦いだった。
残すはあと「前夜」一作のみ。ゆっくり愉しみたいものだ!
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