解錠師 [book] [スティーヴ・ハミルトン]
スティーヴ・ハミルトン/早川書房/お薦め度★★★★☆
MWA賞、CWA賞ダブル受賞作
8歳のときに言葉を失ったマイク。彼の才能はどんな錠でもあけることと絵を書くこと。
錠をあける才能はひょんなことから金庫破りの名人に弟子入り、徹底的に鍛えられ「The lock artist」としてお呼びがかかるようになる。
絵を描く才能は物言わぬ彼のコミュニケーションツールとなり、ひとりの少女、アメリア、と心を通わせる。
物語はマイクがどんないきさつで「The lock artist」になったのかと、服役するにいたった経緯が交互に語られながら進む。
許されざる才能とアメリアへの思いが感動的なラストシーンを生む。
ミステリーというよりも青春小説、恋愛小説と言ったほうがいいかもしれない!?きっと映画化されるはずだ・・・
追伸:「解錠師」とはちょっとつらい邦題ですね。原題の「The lock artist」の方がずっといい!?
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