伊坂幸太郎/集英社/お薦め度★★★★
伊坂らしく、気負うこともなく、淡々と・・・あと3年で世界が滅びることに対する個人の思いを綴った八編。
なんと言っても表題の「終末のフール」。世界があと3年で終わるなら、すべてを許しあえるはず。娘も最後に父親を許した。しかし、ずっと父のそばにいた母は「わたしは簡単には許るさないからね」、と。
その淡々としたひと言に伊坂の才能を感じる。
直木賞に一番近い著者の最新刊、ぜひ一読あれ。
2006-05-03 10:49
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