SSブログ

禿鷹の夜 [book] [逢坂剛]

sample35.jpg逢坂剛/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆ 

「トクトミタカアキ」、「禿富鷹秋」、通称「禿鷹」、警部補、神宮署生活安全特捜班。
「ひろい額と薄い眉の下で、引っ込んだ目が洞窟にひそむ猛禽のように、ぎらぎら光っている。細くとがった鼻梁と、一本の線のように結ばれた薄い唇が、酷薄な感じを与える」
「175センチある水間よりいくらか背が低く、しかも痩せている。ただし肩幅が、人並み以上に広い」

イントロからして凄い!

暴力団渋六興業の社長、碓氷は娘と食事中、ライバル組織の南米マフィア・スダメリカナの刺客に襲われる。そこに居合わせた客?がカッコよく刺客をやっつけ、姿を消す。

ふたつの組織の抗争に巻き込まれ、恋人・青葉和香子が殺されてしまう。禿鷹の犯人追求がはじまる。

どんどん、勝手に物語が突っ走るという感じ。前置きなんかクソ食らえ!といわんばかりに。
破天荒、自己中、大胆不敵・・・なんとも凄いキャラにしてしまった!?

「百舌」シリーズとは趣を異にする「禿鷹」シリーズ。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。