受験生は謎解きに向かない [book] [ホリー・ジャクソン]
ホリー・ジャクソン/東京創元社/お薦め度 ★★★★
「自由研究には向かない殺人」の前日譚
高校生のピップにある招待状が届いた。館の主の74回目の誕生日を祝う会で行われるマーダー・ミステリ・ゲームに参加するように、と。ピップの演じる役は裕福な家庭の住み込み家庭教師、館の主の親戚ではあるが、援助を受けていないことを苦々しく思っている。
舞台は1924年、孤島に建つ大富豪の館という設定、参加者はピップの親友2人、同級生3人とその兄の7人。それぞれが演じる役割とブックレット、小冊子、なる指示書が渡された。
ゲーム開始早々、館の主が刺殺死体で発見される。あまり乗り気でなかったピップの探偵魂?に火がつく・・・
ピップの推理とブックレットの回答が違っているところから「自由研究には向かない殺人」に繋がるという設定。合刻して二度美味しい一冊にしてもよかったのでは・・・
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