透明人間は密室に潜む [book] [阿津川辰海]
阿津川辰海/光文社/お薦め度 ★★★★
2021年版「このミス・・・」国内編2位
「入れ子細工の夜」を手にする前に・・・
4編収録の中編集、作者の言葉をかりれば、中華、イタリアン、フレンチ、和食ありの趣向をこらした料理、作品、が並ぶが、味付けがイマイチ私好みではないようだ・・・そういえば「紅蓮館の殺人」もそうだった。
書評家としても日夜がんばっている姿をツイッターでフォロー、その読書量には敬服せざるを得ない。
四編のなかでお気に入りは「六人の熱狂する日本人」、アイドルオタクが裁判員裁判に直面したら、というユーモア・ミステリーでもあり「悪ふざけ」でもある。
「入れ子細工・・・」の予習編としてはいいのかな!?
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