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ファイナル・ツイスト [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

コルター・ショウ・シリーズ完結編

父アシュトンは、民間諜報会社ブラックブリッジが画策している<都市部活用計画>なるプロジェクト、麻薬をばらまき治安を悪くし、地価を下落させ地上げする、を調査中、不慮の事故死を遂げた。その謎の行方を引き継いだコルター・ショウ。

ブラックブリッジの元社員が死の直前に持ち出した極秘の文章が隠されていると思われる場所に印がついたサンフランシスコの市街地図。謎を解く鍵は極秘文章にあることは間違いないようだ。ショウはもちろんブラックブリッジも血眼になって探していた。

ショウにとっては父の復讐戦、執拗なフラックブリッジの妨害を受けながら真実に一歩一歩迫って行く。

その過程で十数年間音信不通だった兄ラッセルが突然あらわれショウを援護する。ご都合主義に思えてしょうがないが・・・

兄とふたり、父が探っていた陰謀の核心が一枚の古文書、ディーヴァー風の大風呂敷?、にあることを突き止める。抜きつ抜かれつの頭脳戦が始まる。

いろんな仕掛けを用意して読者を愉しませるディーヴァーだが、今回はご都合主義が目に余る!?が、エンタメなんだからそれもいいか!?


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