死まで139歩 [book] [ポール・アルテ]
ポール・アルテ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆
ツイスト博士シリーズ、13年ぶりの邦訳
前作「七番目の仮説」は2008年、本書は2021年のの邦訳
「靴の怪事件」、5年間も施錠された家、密室状態、に墓地から掘り出された死体が・・・積もった埃には足跡ひとつなし。家のなかには139足の靴が・・・
密室の謎のほかに謎の美女に迫る危険、白紙の封筒を一日かけ同じ場所へ配達するために雇われた人たち、宝石強盗団、墓地から聞こえる叫び声、死体で発見される配達人と靴、しゃがれ声の男・・・目一杯ひろげられた風呂敷をツイスト博士はどう回収していくのか!?
それにしても愉しい一冊ですね。頁数といい、最後の一文といい、時代といい、登場人物といい・・・どれをとっても秀逸。
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