警部ヴィスティング 悪意 [book] [ヨルン・リーエル・ホルスト]
ヨルン・リーエル・ホルスト/小学館/お薦め度 ★★★★
未解決事件四部作の第三弾
二人の女性に対する暴行殺人の罪で服役中のトム・ケル、第三の殺人を告白、死体を遺棄した場所の現場検証の立ち会いを許可される。国家犯罪捜査局はトム・ケルを刑務所から移送する。
警部ヴィスティングらは死体の遺棄された場所が管轄内のため警備につく。
トム・ケルは手足を拘束されているため転倒を繰り返す。弁護士からの申し入れで足枷が外されると、一瞬の隙をついてトム・ケルは森へ向かって走り出す。その直後爆発が起こり、姿が消えた・・・
共犯者、”アザー・ワン”、がいることが囁かれていたが、手錠を外し、銃を手に発砲となると、その存在は明白。
警察のドキュメンタリー作成のためカメラをまわしていたリーネ、ヴィスティングの娘、も現場に居やわせ、父親と共にトム・ケルと”アザー・ワン”の行方を追う。
ストーリーはシンプルだが、”アザー・ワン”の正体が最後の最後までつかめないスリリングな展開、前二作と違ってエンタメ度が高い!?
大好きなシリーズ、完結編の第四弾も期待したい。
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