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フランチャイズ事件 [book] [ジョセフィン・テイ]

sample179.jpgジョセフィン・テイ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆ 

1948年刊行のリーガル・サスペンス?

フランチャイズ家の持ち主マリオン・シャープと母親シャープ夫人は、見知らぬ娘に誘拐、監禁(それも一ヶ月間の長期に渡る・・・)、暴行の罪?で訴えられていた。

ひょんなことから、主人公ロバート・プレーヤー、弁護士でも刑事事件はまったくの門外漢、はシャープ親子の弁護?というより調査を引き受けるはめとなる。

情況証拠はシャープ親子にとってまったく不利なものばかりだった。見知らぬ娘ベティはフランチャイズ家の住人にしかわからない邸の様子を詳しく知っていたり、フランチャイズ家の使用人が屋根裏部屋から女の悲鳴が聞こえた、と・・・

調査をすればするほど、ベティの心証は黒!しかし確たる証拠が掴めないまま裁判となる。その行方は・・・

1948年の刊行なので、近年のリーガル・サスペンスの展開とはならないが、充分に楽しめる。こちらも「時の娘」同様に時代を超越した名作!

2003/04


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