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憂いなき街 [book] [佐々木譲]

sample1.jpg佐々木譲/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

道警シリーズ第七弾

機動捜査隊の津久井巡査部長は宝石店強盗犯が故買屋と接触するという情報をもとに、ホテルのラウンジで待機していた。ラウンジではジャズっぽいアレンジでピアノが奏でられていた・・・

ラウンジの案内ボードには、ピアノ、安西奈津子、と。ジャズ好きの津久井はその名を知っていた。ジャズ・ピアニスト、何年か前にCDも出していたはず。

被疑者確保の前に演奏の邪魔にならないように安西に一礼して現場を動いた津久井。

このシリーズは佐伯警部補、小島百合巡査部長、本書の津久井巡査部長がメインキャスト。今回はいつもと違った、津久井の恋愛物語!?

そんなふたりが「ブラックバード」で再会、意気投合する。奈津子の宿泊するホテルで一夜を共にするのだが、奈津子の腕に張られた救急絆創膏、情事の余韻が霧散する。奈津子はもう使っていない、四年前に止めた、捕まって執行猶予がついた、と・・・

津久井は顔をそむけて部屋のドアへと向かった。

中島公園にある池で女性の死体が発見される。持ち物から被害者は判明、覚せい剤所持、執行猶予判決を受けていた。しかも奈津子が参加するジャズ・フェスティバルのコンボ・リーダーの追っかけ!?

一夜にしてひび割れた関係になった津久井と奈津子だったが、捜査線上に奈津子の名前があがるに至り、津久井はどういう行動をとるのか?

大人の恋愛事情を絡めた異色の本書、佐伯と小島の関係も半歩前進!?


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