国語教師 [book] [ユーディト・W・タシュラー]
ユーディト・W・タシュラー/集英社/お薦め度 ★★★★
ドイツ推理作家協会賞受賞作
「生徒と作家の出会い」企画に参加することになった女学校の国語教師、マティルダと作家、クサヴァー、偶然?にもふたりは16年前、16年間の濃厚な時間を共有していた。
日程調整のためふたりの間でメールのやり取りが交わされる。クサヴァーは16年振りの再開を心待ちにし、思い出話を書き送る。一方、マティルダは16年前のふたりの別れを蒸し返す。
16年前、突然マティルダの前からクサヴァーがいなくなり、セレブ女性と結婚したのだ。
ふたりのメールのやり取りは続く、クサヴァーはふたりの別れは過去のこと、セレブ女性とは10年前に別れたと臆面もなく言い放つ。しかも生まれた息子は一歳半のときに姿を消した、と。
前半の部分は別れた男と女の他愛もない物語!?ふたりが再会、かつてのようにお互いが物語を紡ぎ合い、披露しあう。クサヴァーは祖父の一代記を・・・マティルダは若い男を軟禁する女の話を・・・
いつしかマティルダの物語は暗い過去の事件にクサヴァーを誘う。
結局は恋愛小説。クサヴァーがマティルダの話に翻弄?され、自身の秘密?を打ち明けることになるのだが、ふたりの間には16年間の濃厚な時間が流れ、別れてもそれは変わらなかったということなのか!?
趣を異にする恋愛ミステリー!?
ドイツ推理作家協会賞受賞作
「生徒と作家の出会い」企画に参加することになった女学校の国語教師、マティルダと作家、クサヴァー、偶然?にもふたりは16年前、16年間の濃厚な時間を共有していた。
日程調整のためふたりの間でメールのやり取りが交わされる。クサヴァーは16年振りの再開を心待ちにし、思い出話を書き送る。一方、マティルダは16年前のふたりの別れを蒸し返す。
16年前、突然マティルダの前からクサヴァーがいなくなり、セレブ女性と結婚したのだ。
ふたりのメールのやり取りは続く、クサヴァーはふたりの別れは過去のこと、セレブ女性とは10年前に別れたと臆面もなく言い放つ。しかも生まれた息子は一歳半のときに姿を消した、と。
前半の部分は別れた男と女の他愛もない物語!?ふたりが再会、かつてのようにお互いが物語を紡ぎ合い、披露しあう。クサヴァーは祖父の一代記を・・・マティルダは若い男を軟禁する女の話を・・・
いつしかマティルダの物語は暗い過去の事件にクサヴァーを誘う。
結局は恋愛小説。クサヴァーがマティルダの話に翻弄?され、自身の秘密?を打ち明けることになるのだが、ふたりの間には16年間の濃厚な時間が流れ、別れてもそれは変わらなかったということなのか!?
趣を異にする恋愛ミステリー!?
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