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真夏の雷管 [book] [佐々木譲]

sample1.jpg佐々木譲/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

道警シリーズ第八弾

閉店セール中の店からの通報、高校生二人組の万引き犯が・・・生活安全課の巡査部長、小島百合が現場に向かう。高校生はいつの間にかいなくなり、代わりに万引きで捕まえたのは少学校6年生の少年、水野大樹。

一方、刑事三課窃盗係の佐伯は園芸店の侵入事件現場に向かう。何が盗まれたかはっきしない店主だったが、最近納品されたばかりの30kg弱の硝酸アンモニウムがなくなっている、と。これだけの硝酸アンモニウムがあればかなりの威力のある爆弾を作ることが出来る・・・

ふたつの事件はいつしか交錯し、思わぬ方向へ動き出す。

確かに手だれたシリーズだが、当初の頃の緊張感はない。道警を「うたった」メンバーにもぎらぎら感がない。時間とともに忘れさられていくのか?それとも時間が過去を塗り固めていくのか・・・

なかなか辛いシリーズになりつつあるようだ!?

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