霜が降りる前に [book] [ヘニング・マンケル]
ヘニング・マンケル/東京創元社/お薦め度 ★★★★
クルト・ヴァランダラー・シリーズ番外編!?
今回の主人公はヴァランダラーの娘、秋から警察官実習生として父と同じイースタ警察署勤務開始直前の、リンダ。
研修を終え、この夏は父のアパートに同居しているリンダ。そんな折、友達のひとりアンナが行方不明に。まだ正式に警察官になっていないリンダだったが、勝手に捜索に乗り出す。
白鳥が燃やされたり、子牛が焼き殺されたりする奇妙な事件が起き、さらにアンナの日記に書かれていた名前の女性が猟奇的な殺され方で発見される。
事件前、アンナは25年前に失踪した父を見たと。お互いに頑固な父と娘、衝突しながら捜索が進むなか、アンナがひょっこり戻って来た。
事件解決かと思いきや、今度はもうひとりの友達が行方不明に。ここから父と娘が一緒に事件に挑む。
事件の動機はイマイチだが、30歳になろうとする娘リンダの父親譲りの我の強さは一見の価値あり!?
北欧ミステリーの立役者が次々に急逝、ヘニング・マンケル、ジェイムズ・トンプソン、スティーグ・ラーソン・・・実に残念!
コメント 0