SSブログ

ジェイコブを守るため [book] [お気に入り作家(海外)]

sample5.jpgウィリアム・ランデイ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

単なるリーガルサスペンスにあらず

本書を手にした理由は2つ、前二作「ボストン・沈黙の街」、「ボストン・シャドウ」の著者だったことと、リーガルサスペンス。

地区検事補・アンディの息子・ジェイコブが14歳の同級生殺しで逮捕される。

地域から孤立し、疲弊する家族。妻・ローリーはアンディの秘密の過去、父、祖父、曾祖父と三代にわたり殺人罪で服役、を知らされパニック状態。アンディもひそかに「ならず者」の血が息子に流れているのかと不安を募らせる。

裁判はジェイコブが有利に見えるが確証はない。判決前夜、起死回生の出来事が、変質者の自殺、殺害をの記した遺書、が起こる。

晴れて自由の身になった一家が訪れたリゾート地で、ジェイコブといい仲になった少女が行方不明となるに至って、母・ローリーのぬぐい去れない危惧が持ち上がる。

単なるリーガルサスペンスを超越した結末は衝撃的!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0