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ルクセンブルクの迷路 [book] [~'23海外編]

sample1.jpgクリス・パヴォーネ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

MWA最優秀賞処女長編賞ノミネート作

夫の新しい仕事のためワシントンDCでのキャリアを捨て、ルクセンブルクへ移住するケイトとデクスターと子どもたち。デクスターは忙しく仕事をこなす一方、ケイトは異国の地での子育てに忙殺される。

そんな折、ふたりの前にマクレーン夫妻が現れ、家族ぐるみの付き合いが始まる。

夫には言えないケイトのキャリアがマクレーン夫婦にアラームを鳴らし始めると同時に、夫がどんな仕事をしているのか詮索せずにいられない自分を発見する。

ネタばれになってしまうので多くは語れませんが、本日と過去が交互に語られ、先行きの見えない不安が交錯する秀逸なサスペンス。ケイトのキャリアがもたらす結末に唸ってしまう!?

5月にMWA賞の発表があります。「The 500」も処女長編賞にノミネートされていますが、本書に期待したいですね


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