エージェント6 [book] [トム・ロブ・スミス]
トム・ロブ・スミス/新潮社/お薦め度 ★★★★☆
シリーズ完結編
「波乱万丈」としか言いようがない主人公、レオ・デミドフの人生!
1965年、レオの妻・ライーサが団長となり養女のゾーヤ、エレナを含む少年少女を率い、使節団としてニューヨークを訪れる。使節団とアメリカの少年少女によるコンサートは大成功を収める。事件はコンサート会場の国連本部前で起こる。
事件のきっかけをつくったのは共産主義を信じて疑わないエレナ、国家がそれをプロパガンダに利用したのだった。事件の犠牲者になったのは、黒人の歌手夫婦とライーサ。
レオの波乱万丈の人生、ライーサを殺した犯人を見つける、が再び始まる。
米ソ、東西の冷戦構造、ソ連のアフガニスタン侵攻を背景に、今回も一気読みの完結編。
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