州検事 [book] [~'23海外編]
マーティン・クラーク/早川書房/お薦め度 ★★★★
現職州判事執筆のリーガル・サスペンス
恋敵を酔っていたとはいえ射殺してしまった兄・ゲイツ、その場に居合わせて弟・メイスン、ロー・スクール生、は銃を処分、アリバイ工作をする。
事件は闇の中に葬られてしまったかのように見えた。
兄が麻薬取引で逮捕され、重刑が確定する一方、弟は弁護士から州検事の要職に就く。対照的な道を進む兄弟、迷宮入りしたかに思えた事件が兄の企てにより突如浮上することになる。
小説としてはまとまっているが、結末にいまひとつパンチ力がほしかった。
最近、翻訳がめっきり減ってしまったリーガル・サスペンス。個人的にはもっと翻訳をしてほしいジャンルのひとつ!
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