すり替えられた誘拐 [book] [D・M・ディヴァイン]
D・M・ディヴァイン/東京創元社/お薦め度 ★★★★
最後の未訳小説
資産家の父を持つバーバラ・レッチワース、問題をすべて親の金で解決、今の交際相手はギリシャ語の助講師マイケル・デントン、そんな彼女が何者かに襲撃される。
頭にコブを作っただけで終わったが、良からぬ噂が飛び込んでくる・・・誘拐がくわだてられている、と。
学生たちが主催する集会の最中、計画、誘拐と救出劇というスリル満点のクライマックスが用意された、は実行される。
しかし、夜陰に乗じて、虚言誘拐は本物の誘拐にすり替わった。
思いもよらぬ展開を迎えた誘拐事件がついに殺人事件へと繋がる。
最後の未訳長編、安定感は相変わらず、ファンにとってはたまらない一冊だ!
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