自由研究には向かない殺人 [book] [ホリー・ジャクソン]
ホリー・ジャクソン/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆
ブリテッシュ・ブックアワード受賞
17歳の少女ピップ、自由研究で得られる資格をとるため選んだ課題は、5年前、この町で行方不明になった、アンディ・ベルの捜査に関するもの。
情報のおもな入手方法は、失踪事件の専門家へのインタビュー、失踪事件を報道した地元ジャーナリストへのインタビュー、新聞記事・・・
指導教官からのコメント、事件に巻き込まれたどちらのご家族ともいっさい連絡はとらないこと。もし守れない場合は、あなたの自由研究は不合格となります。
事件はアンディの失踪だけに止まらず、彼女と付き合っていた少年、サル、が第一容疑者として浮かび上がり、自殺したとされた。
物語は関係者のインタビューが作業記録として記されて行く。記録が重なるごとに容疑者リストに身近な人物の名前が増えて行く。
調査の途中で脅迫メモ、メッセージをもらうピップ、それらを誰にも告げず捜査を続ける。彼女の後押しをするのはサルの弟ラヴィ。ピップの明るさ、友達を守ろうとする気持ち・・・どれをとっても青春ミステリー!?
原題は「A GOOD GIRL'S GUIDE TO MURDER」、表題の方が数段いい・・・
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