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鬼火 [book] [マイクル・コナリー]

sample1.jpgマイクル・コナリー/講談社/お薦め度 ★★★★

ボッシュ&バラード、時々ハラー

レイネ・バラード・シリーズ第三弾。

前作の最後にふたりは、この先、いっしょに事件に取り組むことを約束した。オフレコで、ロス市警のレーダーの下をかいくぐる形ではあるが・・・

ボッシュが新人だったころ、パートナーを組んで、殺人事件のいろはを教えてくれた恩師が亡くなった。葬儀に参列したボッシュは未亡人から自宅に保管していた二十年前の調書を渡される。

ハラーは上級裁判所判事殺害事件を担当させられ?ボッシュに被告側調査員として協力してもらっていた。被告はDNAが一致、犯行を自供しており、絶体絶命!?

一方、バラードはホームレス焼死事件の前場に急行、酔っぱらってヒーターを倒し、焼死した事故死とみなし消防局に処理を任せた。

これら三つの事件が絡み合い、ボッシュとバラードを中心に、怒涛の展開を見せる。さすがマイクル・コナリー!

前期高齢者のボッシュ、膝の手術、ある事件でセシウムを被爆、骨髄性白血病の化学療法をうけている。それでも尚、アウトサイダーとして未解決事件を解決しようとする刑事魂には敬服する。

本当に素晴らしいシリーズ、まだまだ続いてほしいものだ。


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