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教室が、ひとりになるまで [book] [浅倉秋成]

sample1.jpg浅倉秋成/KADOKAWA/お薦め度 ★★★★

日本推理作家協会賞ノミネート作

特殊設定ミステリー、四人の生徒に授けられた超常的な能力はバラバラであり、その発動する条件も異なる。自分以外の能力の持ち主が誰か知らず、他の能力の中身も知らない。しかも、制限も存在している。

北楓高校で起きた連続自殺、ひとりはトイレで首つり、ふたりは校舎から飛び降り・・・

垣内友弘は同じマンションということで担任から欠席している白滝美月の様子を見てくることを頼まれる。そこで発せられた美月の「三人とも自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの。このままじゃ、こずえも殺されちゃう」・・・

四人のうちのひとりの垣内は自身の能力、ウソを見抜く、を活用し、孤独な謎解きに身を投じる。

アルバイト先で大学生ののり子さんが垣内に、「学校って本当にクソだよね・・・特に高校、絶対に戻りたくないね・・・なんかあるじゃん?バカみたいな階級が、生徒の間に・・・」。

ネタばれになるのでこれ以上言えませんが、本書の肝!

「六人の嘘つきな大学生」に触発?され、手にした一冊。


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