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父を撃った12の銃弾 [book] [~'23海外編]

sample1.jpgハンナ・ティンティ/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

クライム・サスペンス

11の銃弾は父ホーリーのハードボイルドな生業、妻リリーとの出会い、娘ルーの誕生、妻リリーの死・・・が絡む父の過去の物語。

それと並行して語られる娘ルーの成長物語。各地を転々としながら暮らしてきた父娘、ルー12歳、ふたりは母の故郷に移り住むが、近くに住む祖母、妻の母、は父を受け入れはしない。

母はなぜ死んだのか?両親はどんなふうに生きてきたのか?父の身体に刻まれた弾症はどうしてできたのか?重い過去が・・・

最終章で最後の銃弾、12の、と17歳の誕生日を迎えた父娘の物語が交差する、というより過去が現在に覆いかぶさる。

一言で言えば一卵性父娘の愛情物語?お薦めの一冊。


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