平凡すぎる犠牲者 [book] [レイフ・GW・ペーション]
レイフ・GW・ペーション/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆
シリーズ第二弾
自宅の玄関前で殺されたのは、アルコール依存症の年金生活者、平凡すぎる犠牲者、の男だった。発見したのは新聞配達員・・・
捜査を担当するのはベックストレーム警部以下、個性の際立つソルナ署の面々。
被害者の住むアパートの聞き込みから犯行時刻まで一緒にいた男が浮かび上がる。被害者の友人で元捜査官、アルコール依存症の男が同類の男に殺ろされたのか?
そんな折り、第一発見者の新聞配達員が死体で発見される。捜査はそんな単純なものではないようだ。
チビでデブ、毒舌、わいろ警部のベックストレーム、前作「見習い警官殺し」同様の迷走捜査?かと思いきや・・・
スウェーデンでの刊行順は、「見習い警官殺し」、本書、「許されざる者」、日本での翻訳順は「許されざる者」、「見習い警官殺し」、「本書」。秀逸な「許されざる者」と「見習い警官殺し」とのギャップが際立ち過ぎた。本書を読了してなかなかいけてるシリーズだと改めて思い直した次第です。
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