幻夏 [book] [~'23 国内編]
太田愛/KADOKAWA/お薦め度 ★★★★
シリーズ第二弾
ある夏の日、少年は尚と拓という兄弟と出会った。三人はたちまち仲良しになった。その直後、尚が忽然と姿を消した。川原に残されたランドセルの中は翌日の時間割だった。
23年後、前作の暴走?で刑事課から交通課へ左遷させられた相馬は、少女連れ去り事件の応援に駆り出される。一方、鑓水と修司の探偵事務所に奇妙な依頼が入る。23年前にいなくなった息子を探し出してほしい、と・・・
相馬は少女が連れ去られた現場に刻まれた印、//=|、を見つける。尚がいなくなった現場に残された印と同じものだ。ふたつの事件が相馬、鑓水、修司の三人がかかわることで結びあわされて行く。
23年前、尚が相馬に語った「俺の父親はヒトゴロシなんだ」。あの夏本当は何が起こったのか?今、何が起ころうとしているのか?
デニス・ルヘインの「ミスティック・リバー」を彷彿させるが、前作「犯罪者」より数段進化している一冊!?
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