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警部ヴィスティング 鍵穴 [book] [ヨルン・リーエル・ホルスト]

sample1.jpgヨルン・リーエル・ホルスト/小学館/お薦め度 ★★★★

警部ヴィスティング・シリーズ最新刊

検事総長直々の呼び出し、急逝した大物政治家の別荘から大金の詰まった段ボールが見つかった。労働党幹事長が故人の別荘を訪れ、発見したのだ、と。

極秘捜査を命じられるヴィスティング。大金は、536.44万ドル+284.08万ポンド+312.02万ユーロ=8000万クローネ、すべて外国紙幣、政治家と大金といえば機密費の類か?わいろ?

ヴィスティングは独自にチームを編成し、大金を自宅の地下室に移動させる。そんな矢先、別荘は放火されてしまい、紙幣以外の故人に関する資料は皆無に・・・

焼け跡を訪れた検事総長からある失踪事件に故人がかかわっていたとする10年前の密告文を手渡される。

新たにフリーランスとなった娘リーネをチームに加え、北欧ミステリーらしい、捜査を開始する。

故人は妻を癌で亡くし、息子も交通事故で亡くしていた。ふたつの悲劇の間に起きた空港強奪事件の金額が発見された紙幣の額とぴったり当てはまることが判明する。失踪事件、強奪事件の解決が謎を解く鍵となる。

更に前作で煮え湯を飲まされた?クリポス、国家犯罪調査局、の捜査官が加わり、捜査は続行される。

淡々とした語り口、奇をてらうことのない捜査手法は好感が持てるが、事件の動機があまりにも切ない!?

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