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その裁きは死 [book] [アンソニー・ホロヴィッツ]

sample1.jpgアンソニー・ホロヴィッツ/東京創元社/お薦め度 ★★★★

ダニエル・ホーソン・シリーズ第二弾

離婚専門弁護士が殺害された。ワインのボトルで殴られた上に、割れたボトルネックで首を刺され・・・しかも現場には「182」の謎の数字が・・・

警察から要請を受けたホーソンはわたし、アンソニー・ホロヴィッツ、との契約、ホーソンを主人公として三つの事件を本にする、を履行するため捜査に加わる。

離婚裁判で不利な条件を飲まされた?女流作家が居合わせたレストランで弁護士にワインを浴びせ、「ワインのボトルでぶん殴ってやる」と脅したという・・・

弁護士のパートナーが電話口で聞いた最後の言葉は、「いったい、どうして? もう遅いのに」・・・

前作、「メインテーマは殺人」、同様、ホーソンに同行するホロヴィッツ。ホーソンの人となり、暮らしぶりを探ろうとするがなかなか正体をつかめない。そうこうするうちワトソン役のホロヴィッツが犯人を導き出すものの、ホームズ役のホーソンに簡単にいなされ、真犯人を言い当てられる。

血の通わない?二人の関係と相った謎解きが実に愉しい。第二弾なので前作ほどの衝撃はないが、一気読みの一冊。

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