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野鳥の会、死体の怪 [book] [~'23海外編]

sample46.JPGドナ・アンドリューズ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

ユーモア・ミステリーの真髄とは!?

前作の「庭に孔雀、裏には死体」はアンソニー賞など主要なミステリー賞を受賞。本書はその続編です。

恋人のマイクルとロマンチックな週末を過ごすため、メグがやってきたのはモンヒガーン島にあるおばさんの別荘。誰もいないと思った別荘には、メグの両親、弟、おば、母の友人が顔をそろえいるではありませんか!おまけにハリケーンが接近中。モンヒガーン島は孤島と化してしまいました。

いきなりドタバタ度全開!

そんななか、ふたりは島に住む画家の死体を発見。

若かりし頃の母の裸婦画、セピア色した母と画家の写真、行方不明の父、画家を杖で殴ったおば・・・と、はちゃめちゃな状況を呈する孤島。

メグは第一作同様、殺人事件の解決に乗り出します。

このジャンルの代表作といえば、クレイグ・ライスの「スイート・ホーム殺人事件」。ロビン・ハサウェイの「フェニモア先生、墓を掘る」などがあげられます。本書はちょっとドタバタ度に拍車がかかっていますが、肩の凝らない、第一級の癒し系ミステリーに仕上がっています。

2002/04

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