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ミレニアム6 [book] [スティーグ・ラーソン&ダヴィッド・ラーゲルクラン]

sample1.jpgダヴィッド・ラーゲルクランツ/早川書房/お薦め度 ★★★★

三部作完結編

完結編の目玉のひとつは、双子の妹カミラと決着をつけ、自らの過去にどう終止符を打つのか・・・

もうひとつは、ひとりの物乞いの死体が発見される。真夏にもかかわらずダウンジャケットを着ていた。ポケットにはミカエルの電話番号を記した紙切れが・・・

法医学者の女性は、ミカエルに物乞いは殺された可能性があると告げる。調査を始めるミカエルのもとに、物乞いに絡まれたという女性評論家が浮かび上がる。物乞いは彼女に「おれ、フォンシェルを連れていった。マムサビヴを残していった。ひどい、ひどい」、と。フォンシェルとは国防大臣のことらしい・・・

ミカエルはリスベットに物乞いの資料を送り、協力を依頼する。

ふたつの事件が絡み合いながら物語は進む。ミカエルはリスベットの協力を得、事件の核心に迫って行く。一方、カミラはミカエルを餌にリスベットをおびき出そうと画策する。

身体を張ったリスベットの活劇が見もの・・・

国防大臣の周辺で起きた陰謀はエベレスト登頂に絡む悲話と悲話・・・

著者のリスベットのイメージを端的に表す一行が巻末に、「天界にいる堕天使、誰にも仕えず、誰にも属さない」。

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