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危険な弁護士 {book] [ジョン・グリシャム]

sample1.jpgジョン・グリシャム/新潮社/お薦め度 ★★★★☆

連作短編集!?

マイクル・コナリーの<リンカーン弁護士>ことミッキー・ハラーはリンカーンの後部座席が事務所。本書の主人公セバスチャン・ラッドも事務所は防弾ガラスで覆われたフォードのカーゴヴァン。

ラッドは<どんな人間でも弁護する無頼の弁護士>、rogue lawyer。幼女2人暴行殺害事件容疑者の少年の弁護、死刑執行目前のギャング囚との最後?の面会、無実の老夫婦宅に突入したSWAT部隊を相手取った刑事裁判、レフェリー撲殺の格闘選手の有罪答弁取引・・・

更に、失踪した妊婦事件の最重要容疑者の弁護、受け取った小切手は不渡り。容疑者はラッドに妊婦が埋められている場所を囁き、行方をくらます。

失踪した妊婦の父親は市警の副署長、ラッドに娘の行方を吐かせるため荒技、ラッドの息子を誘拐、に出る。

息子の誘拐をなしで済ますラッドではない。和解金のつり上げ、常識では考えられない有罪答弁取引へつなげていく・・・事件はいいにせよ、悪いにせよ収斂していく。

失踪した妊婦に関する情報が容疑者から再度もたらされる。人身売買組織の餌食になっている、と。一度騙されたラッドはどうするのか?

今までにない主人公像、ダーティーなんだけど魅力的、今回は一味もふた味も違うジョン・グリシャム!


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