あの子はもういない [book] [~'23海外編]
イ・ドゥオン/文藝春秋/お薦め度 ★★★★
韓国発のスリラー
ソンイのもとへ刑事が現れる。妹のチャンイが行方不明であり殺人事件の重要参考人だと告げられる。妹とは母の死をきっかけに別々に暮らすことになった。ソンイは祖父母のもとへ、チャンイは父親と一緒に・・・
10年の歳月が歳の離れた妹に何をもたらしたのか?ソンイは一家四人で暮らしていた家を訪ねる。そこには父親と妹の生活感はなく、妹のクローゼットにはどうみても子供服としか思えない服が並んでいた。
更に驚いたことに、室内のあちこちにたくさんのカメラが仕掛けられていた。いったい何のために、誰が?
ソンイの追跡劇が始まるのだが、物語は予測不能な展開を見せながら二転三転、衝撃的なラストが待っている。
小気味のいい文体で読者を引っ張ってい行くところは、とてもデビュー作とはおもえない。予測不能な展開は唐突的だが、物語全体に流れるスリラー感と相まって違和感はない。ラストで数々の伏線が収斂されるのは、こんな言い方があるのかどうかわからないが、本格スリラー!?
韓国発のスリラー
ソンイのもとへ刑事が現れる。妹のチャンイが行方不明であり殺人事件の重要参考人だと告げられる。妹とは母の死をきっかけに別々に暮らすことになった。ソンイは祖父母のもとへ、チャンイは父親と一緒に・・・
10年の歳月が歳の離れた妹に何をもたらしたのか?ソンイは一家四人で暮らしていた家を訪ねる。そこには父親と妹の生活感はなく、妹のクローゼットにはどうみても子供服としか思えない服が並んでいた。
更に驚いたことに、室内のあちこちにたくさんのカメラが仕掛けられていた。いったい何のために、誰が?
ソンイの追跡劇が始まるのだが、物語は予測不能な展開を見せながら二転三転、衝撃的なラストが待っている。
小気味のいい文体で読者を引っ張ってい行くところは、とてもデビュー作とはおもえない。予測不能な展開は唐突的だが、物語全体に流れるスリラー感と相まって違和感はない。ラストで数々の伏線が収斂されるのは、こんな言い方があるのかどうかわからないが、本格スリラー!?
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