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機龍警察 狼眼殺手 [book] [月村了衛]

sample1.jpg月村了衛/早川書房/お薦め度 ★★★★

シリーズ第五弾

経済産業省とフォン・コーポレーションが進める日中プロジェクト「クイアコン」に絡むと思われる連続殺人事件、犯人はプロ中のプロ!?

遅々として進まぬ捜査に沖津率いる特捜部に捜一と捜二の専従班をつけた異例の体制で望むことに。警察の威信をかけた戦いが始まる。

事件は増収賄の疑獄?連続予告殺人?黒社会の抗争?ゼネコンの談合?中国情報機関によるスパイ?・・・すべてが渾然一体となった黒い霧を形成している。まるでクアイコンの本質を覆い隠すように・・・

捜一、捜二、時には公安、組対を含めた異例の合同捜査ということで本来の警察小説の色合いを濃くする本書なので、ドラグーンの戦闘シーンはなし。その代わりドラグーンの搭乗要員のライザが狼眼殺手と相まみえる。

金の流れは徐々に解明され仕上げは捜二の手にゆだねられたが、捜一の狼眼殺手の確保と「敵」の解明は依然難航する。

あと3年・・・という沖津の言葉を残しto be continue・・・

複層する、誰が敵?敵の敵は味方?、500頁の大作だが一気読み。次作で諸々の問題をどう決着をつけるのかが愉しみ!?

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