虎狼 [book] [モー・ヘイダー]
モー・ヘイダー/早川房書/お薦め度 ★★★★
キャフェリー警部シリーズ第七弾
片田舎の別荘に着いたばかりのフェラーズ一家、妻のマチルダは早速庭仕事へ。そこで見つけたのは木につるされた腸?、15年前に起きた殺人事件を髣髴させる光景だった。その事件から娘、ルシアは未だ立ち直れていない。なぜなら被害者はルシアの元恋人だった・・・
警察に通報しようとするが、携帯は圏外、固定電話は通じない。そんな状況下、都合良く二人の警察官が別荘を訪れる。近所に住む女性が殺害された聞き込みだと称して。
事態は急変、二人の警官は心臓手術の終えたばかりの主、オリヴァーを含めた三人を拘束、三人は手錠をはめられ別々の部屋に閉じ込められる。
二人の目的は何かわからないままに恐怖の幕があく。
ルシアの飼い犬を母が暖炉の煙突から逃がす。行方不明の兄、本書の大きなサブストーリー、の情報と引き換えに飼い主を探すはめになるキャフェリー。飼い主探がしと三人の恐怖の日々が交互に語られる。果たしてキャフェリーは拘束された一家へたどり着けるのか!?
なかなか底の見えないサスペンス、さすがモー・ヘイダー!
コメント 0