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死のオブジェ [book] [キャロル・オコンネル]

sample1.jpgキャロル・オコンネル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

マロリー・シリーズ第三弾

画廊でアーティストが殺される。12年前、同じオーナーの画廊で起きた猟奇的殺人、2つの死体をオブジェに見立てた、との関連をにおわす匿名の手紙が届く。

12年前の事件を担当していた養父マコーヴィッツは、表向きは解決していた事件に疑問を呈していた。今は亡き養父の残した資料をもとに捜査を進めるマロリーに何故か警察上層部から配置転換命令の横やりが入る。

横やりに屈するほど柔なマロリーでないが、自身の部屋が荒されたり、養父の家が放火されたりと踏んだり蹴ったり。

マコーヴィッツが指し示す真犯人は?

シリーズ第三弾にしてマロリーの意外な素顔を垣間見る。チャールズとパーティに出掛け、事情聴取?に没頭するあまりチャーリーを放って帰る。そぼ降る雨の中、黒いドレスのまま、チャーリーの部屋の窓に石とメモを投げ込むシーン。最後にお返しがあるのだが、これは読んでのおたのしみ・・・

相変わらず愉しませてくれるシリーズ!


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