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殺人者の顔 [book] [ヘニング・マンケル]

sample1.jpgヘニング・マンケル/東京創元社/お薦め度 ★★★★

ガラスの鍵賞受賞作

先月、10月5日、亡くなったヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダー・シリーズ第一作

1月8日の早朝、ヴァランダーは一本の電話で起こされる。農家で起こった殺人事件、夫は目鼻立ちがわからない位凄惨な姿、妻は両手を縛られ虫の息、言い残した言葉は「外国の」だった。

スウェーデンの抱える移民問題を煽るようなダイイングメッセージ、発表を控えるヴァランダーだったが、警察暑内部からのリーク?により脅迫電話を受ける。

脅迫は事実となる。移民逗留所での火災、ソマリア人の射殺・・・ヴァランダーは2つの殺人事件を抱えることになる。

そんな折、死亡した農家の妻の弟から意外な情報がもたらされる。義弟は妹に内緒で戦時中に大儲けをし、大金を貯め込んでいた。しかも愛人と子どもがおり、年に何回か大きな金額をわたしていたと。

移民問題が大きな鍵を握る警察小説のシリーズ第一幕。

追伸:ご冥福をお祈りするとともに、最新刊「霜のおりる前に」の一日も早い発行を希望します。


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