ガール・オン・ザ・トレイン [book] [~'23海外編]
ポーラ・ホーキンズ/講談社/お薦め度 ★★★★☆
サイコサスペンス!?
毎朝、決まった電車でロンドンに向かうレイチェル、過って住んでいた自宅近くに住むひと組の夫婦、スコットとメガン、を車窓からのぞき見みすることを日課にしていた。
アルコール依存症が原因で会社を首になっていたが、ルームメイトにそのことは話せず、毎日通勤しているように装っていた。
過って住んでいた家には元夫と妻、トムとアナ、それに生まれたばかりの赤ちゃんが。
ある朝、レイチェルが見たのはメガンと知らない男の不倫現場。その直後にメガンは行方不明に。不倫相手はメガンが通っていた精神科医だったが、事件にかかわりがない事がわかるとともに、メガンの死体が森の中から発見される。
メガンが行方不明になる前夜の記憶が泥酔で飛んでいるレイチェルだったが、事件にかかわる何かが起こっていたことだけは確信していた。
レイチェル、メガン、アン、3人の女が繰り広げる、現在と過去が導き出す結末とは!?
アルコールに懲りないレイチェル、何でいつも失敗ばっかりするのと思ってしまうが、そこはアルコールのなせる業。そんな心理を巧みに描き出す著者に脱帽・・・
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