悪魔の羽根 [book] [ミネット・ウォルターズ]
ミネット・ウォルターズ/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆
最新刊
ロイター通信の記者、コニー・バーンズ、イラクのバグダッドで問題の男、マッケンジーと名乗る、と三度目の遭遇を果たす。最初はシエラレオネ、二度目はコンゴのキンシャサ。コニーは男、それぞれ違う名前を名乗っていた、を連続強姦殺人の容疑者と疑っていたが、証拠はなかった。
空港へ向かう途中、コニーは何者かに拉致監禁されてしまうが、奇跡的にも4日後に無傷で解放される。警察の聴取にあいまい?に答えるコニー、何を隠しているのか?
コニーはひとり事件から逃れるように片田舎の古びた一軒家を借り、隠遁生活を始める。そこに犬をつれた農場経営者、ジェスがあらわれる。
犬に怯えるコニー、かみ合わない会話、仲介役の医師の登場で少しづつ心を開くコニー・・・そこに割った入るジェスと折り合いの悪い家主の娘。
マッケンジーの陰におびえ続けるコニー、両親をも巻き込んだ壮絶な戦いが始まる。曖昧な発端の事件、謎めいた結末、ミネットの筆がひかる。もう一方のジェスと家主の娘の問題はスッキリ・・・
さすがミネット・ウォルターズという一冊!
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