悪意の波紋 [book] [~'23海外編]
エルヴェ・コメール/集英社/お薦め度 ★★★★
フレンチ・ミステリー
ジャック、40年前の100万ドル強奪事件の犯行グループ5人のひとり。彼の元へ司法担当記者のクロエが訪ねてくる。記者はジャックに犯行の顛末を聞き出そうと・・・
イヴァン、レストランのウェーター。元カノがテレビ番組でイヴァンの書いたラブレターを面白おかしく暴露しようとするのを見、ラブレターを取り戻すため元カノの実家に赴く。
何のつながりもない二人の物語がいつしか交錯する。
イヴァンが忍びこんだ家は元カノの実家ではなくジャックの家だった。
ジャックの家でさく裂する銃弾、ジャックとクロエの死体。命からがら逃げ出すイヴァンだったが逮捕され、裁判にかけられる。
ジャック殺害犯の自宅で見つかる犯行を映し出したビデオ。それにより釈放されるイヴァン。イヴァンの元を訪ねる強奪グループの生き残り、4人は死亡、から聞かされる真実、100万ドルと交換した絵は贋作だった、と。「悪意の波紋」は続く・・・
結末のキレがイマイチだったのは残念!
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