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白い迷路 [book] [ジェイムズ・トンプソン]

sample1.jpgジェイムズ・トンプソン/集英社/お薦め度 ★★★★

カリ・ヴァーラ・シリーズ第三弾

前二作とは違い大きく舵を切った作品。

非合法特殊部隊は犯罪者から現金、麻薬、武器等を盗み、内務大臣と国家警察長官に15%づつを渡し、残りを部隊の活動資金に充てる。カリがこの役を引き受けた理由は、人身売買の運命にある少女らを救い出すことが出来ると考えたから・・・

しかし、実態はもっと役に立つ警官から何のためらいもなく法律を破り、どんなことでもする男へと変化しただけだった。

妻のケイトに仕事の大部分は話している。そのことがケイトを苦しめ、ケイトを飲酒に走らせる。

そんな中、穏健派の政治家が殺害され、頭部が送りつけられる事件が発生する。カリらは非合法活動を休止、事件を追うことに。

そこにフランスの諜報部員が誘拐事件の犯人と殺害事件の犯人が同一犯ではないかと絡み事件は混沌としていく。

最後はカリもボロボロ、ケイトもボロボロ、部下もボロボロ・・・次作へどう繋げるのかと要らぬお節介をしてしまうはめに!?

今年の8月に著者が急逝、シリーズ第四弾が遺作となるかもしれない・・・


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