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ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密 [book] [トマス・H・クック]

sample5.jpgトマス・H・クック/早川書房/お薦め度 ★★★★

スパイ小説!?

ノンフィクション作家、ジュリアン・ウェルズ、の突然の自殺、友人であり文芸評論家のフィリップはその死を訝る。なぜ死を選んだのか・・・

残された手掛かりはふたつ、ひとつは印のついたブエノスアイレスの地図、もう一つは処女作に記されたフィリップへの献辞、「おのれの罪から逃れようと暗闇で苦しみもがいていたのである」。

フィリップの旅が始まる。パリ、ロンドン、ブタペスト・・・ブエノスアイレス。

学生時代にふたりで旅したブエノスアイレスで、ガイドを務めてくれたマリソルが行き方知れずになり、ジュリアンがマリソルの行方を追っていたことを知る。

途中からジュリアンの妹も加わり、最終地と思しきブエノスアイリスへ向かうふたり。

捻りはあまり期待せず、クック・ワールドに浸ってください。原題「The Crime of Julian Wells」の「Crime」がキーワード!?


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