本能寺遊戯 [book] [高井忍]
高井忍/東京創元社/お薦め度 ★★★★
「漂流巌流島」の続編!?
日本史好きの女子高生三人が、歴史マガジンの懸賞、新説企画、に応募する連作短編集。四編+編集部日誌。
お題は「本能寺の変」、「ヤマトタケルと剣」「大奥、春日野局」、「称徳天皇と道鏡」。新説の解釈や如何に!?
このジャンルの佳作と言えば、鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか?」、明石散人の「七つの金印」などがあげられるが、本書がそれら超えかと問われれば、「No!」。
捏ね繰りまわすほどにマイナーな人物が登場、話がややこしくなる。最終章の「編集部日誌」にもそのことが皮肉をこめて書かれている。それって自戒の念!?
歴史好きの方は一読してみてはいかがでしょうか・・・
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