白雪姫には死んでもらう [book] [ネレ・ノイハウス]
ネレ・ノイハウス/東京創元社/お薦め度 ★★★★
刑事オリヴァー&ピア・シリーズ第二弾
殺人罪で10年の刑期を終え、出所したトビアス、出迎えたのは幼なじみのナージャ。取りあえず、父親の住む故郷へ向かう。
折しも、故郷では連続少女殺人事件の被害者のひとりが白骨死体で発見される。
冤罪を主張していたトビアスだったが、村の住人の反応はいたって冷たく、暴力を振るわれ、嫌がらせは募るばかり。父と別れた母親までが橋から突き落とされてしまう。まるで「村八分」状態・・・
そんななか、事件に興味を示し、村人の情報を収集する女子高校生・アメリーの出現が大きな波紋を投げかける。
複雑に絡んだ村人たちの暗部がオリヴァーとピアの活躍で、オリヴァーは個人的な問題を抱えながら、徐々に明らかになっていく。
途中まではわくわく感が結構あったのだが、複雑に絡む糸すべてに決着をつけようとした、全方位的な結末が気に入らない。何回も死の淵から立ち上がるトビアス、幼なじみのナージャの設定も「?」
タグ:ドイツミステリー
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