キャサリン・カーの終わりなき旅 [book] [トマス・H・クック]
トマス・H・クック/早川書房/お薦め度 ★★★★
趣を異にする作品!?
確かにクック・ワールド的ではあるが、ミステリー的ではないし・・・
息子を殺された、未解決事件、新聞記者・ジョージはひょんなことから、失踪人捜査課の元刑事から、20年前に謎めいた小説と詩を残し、失踪した小説家・キャサリン・カーの話を聞く。
記事にしようとした少女・アリス、余命いくばくもない早老症、と一緒にキャサリンの行方を追うことになる。
キャサリンの小説とジョージの捜索が交互に語られ、病室でふたりが情報をシェア、推理をしていく手法はクック・ワールドなのだが、キャサリンの行方がわかるわけではないし、息子を殺した犯人が判明するわけでもない不思議な物語!?
ナックルカーブのような作品?読み手が判断してくださいということですね。
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