長岡弘樹/双葉社/お薦め度 ★★★★
デビュー作
「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞。
表題の「陽だまりの偽り」をはじめ5編が収録されているが、そのどれもがレベル以上の作品ばかり。
「傍聞き」では母子の、本書「重い扉が」でも父子の情が実にうまく描けている。家族愛の描き方が巧みな著者!?
短篇ミステリーの名手と言えば横山秀夫、彼は警察小説に新風を吹き込んだ。。ならば後継者はなんで新境地を描きだすのか・・・
いずれにしても次作が待たれる作家のひとり、新刊の前に未読の「線の波紋」を読んでおこう。
2012-03-03 09:23
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