近藤史恵/角川書店/お薦め度 ★★★★
短編集
初めて手にする作家。女流作家はけっこう手にしているつもりだが・・・「サクリファイス」で大藪春彦賞を受賞。
「陽だまりの偽り」/長岡弘樹の読後だったせいもあるのかイマイチピンとこない!?
収録されている作品は8編、1994年から書き下ろしの2012年までけっこう幅広い。巧さ、出来映えで言えば巻末の「北緯六十度の恋」となるが、その時その時の作者が垣間見えるところがいい。
表題の「ダークルーム」も悪くはないがさらっと流れる。諸田玲子の「紅の袖」のような情念が感じられる作品がわたし的には好みだが・・・
2012-03-05 08:35
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