柴田よしき/祥伝社/お薦め度 ★★★★
シリーズ第二弾
前作「ふたたびの虹」から9年、ご無沙汰の第二弾
おばんざい屋の謎めいた女将が探偵役を務める連作短篇集。シリーズ第二弾はお客との心の触れ合いを中心に書かれている。
途中まで、おばんざい屋の女将としか書かれていないので第一作との関連が薄くなっていたが、後半、特に最終章の「お願いクッキー」では第三弾を予感させる結末にほっとしたり、読者をじらしてくれる作者の構成に脱帽。
高田郁の「みをつくし料理帖」といい本書といい、料理で心を温かくしてくれるシリーズ。
2010-08-27 08:37
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:本
コメント 0